シャブリとワインの豆知識:ワインの起源


ワインの起源は紀元前4000年頃の世界最古の文明であるメソポタミア文明の時代にまでさかのぼります。メソポタミア文明はチグリス川とユーフラテス川の間で栄えた文明で現在の地図でいえばイラクのある場所にあたります。この頃の遺跡からは葡萄を搾るための石臼が発掘されており、葡萄の木の栽培もすでに始まっていました。


ワイン造りはその後エジプト、そしてギリシャへと広まります。紀元前1800年頃にはエジプトではすでに日常的にワインが飲まれていました。エジプト王朝のピラミッドの壁画にも葡萄の木を栽培する様子や葡萄からワインを製造する様子が描かれており、またギリシャ神話では酒神バッカス神話の中にワインが描かれています。


フランスにワイン造りが本格的に広まった背景には、ローマ帝国の勢力拡大が深く関わっています。ローマ帝国は占領した地域に葡萄畑を作り、ジュリアス・シーザーによって現在の主な産地であるブルゴーニュ、ロワール、シャンパーニュなどに広まりました。オーク樽を貯蔵に使うようになったのもローマ帝国が征服したガリアでビール醸造に使っていたオーク樽を使うようになったのが始まりです。


シャブリの産地として有名なブルゴーニュのシャブリ地区でも紀元1世紀頃には葡萄が栽培されていました。その後、中世の時代には修道士によりワイン造りはヨーロッパ中に広がりました。シャブリは首都のパリまで川を使い運搬をすることができたという地の利もあり繁栄しました。