ブドウの品種とワインの特徴:シラー


ワインにはさまざまな品種があります。高級ワインとなる品種の中にシラー(Syrah)があります。原産地は、フランスのコート・デュ・ローヌ地方で、赤ワイン用のブドウです。

シラーという品種は最近では世界各地で作られています。スパイシーで濃厚な味なので、とてもインパクトがあるモノが多いです。タンニンの香りを強く感じられる野性的な特徴はありますが、中には野性的というよりはピノ・ノワールのようなデリケートな感じのモノもあるので、シラーズファンの幅は広いです。

また、フランスで作られているシラー品種のワインは、野性的すぎるということで熟成する期間が必要だと言われています。しかし、南フランスで作られている甘くて香ばしいチョコレートのような香りのコクのあるワインが好きな人もたくさんいます。近年では、チリやアルゼンチン、アメリカ合衆国などでも安くて美味しい濃厚なシラー品種のワインが作られているので、気軽に楽しめるようになっています

このほかに、この品種が多く作られている国はオーストラリアです。オーストラリアでは、ほかの国とは違ってシラーズ(Syrahz)と呼ばれています。同じブドウ品種ですが、ローヌのものはなめらかな口あたりでベルベットのような色、味わいがエレガントで濃厚で複雑です。それに対してオーストラリアのシラーズは、ブドウの風味が凝縮されていてシンプルなのに深い味わいです。味わいに違いは少しありますが、どちらも美味しい赤ワインです。