ブドウ品種から考えるワインの味の魅力:セニヨン編

セニヨンは、フランスのボルドーが発祥地として知られている、白ワイン用のぶどうの品種です。樹勢が強く、早生の白ぶどうです。


造られるものは酸味や果実味は少ないですが、糖度が高くてまろやか、そして優しい口当たりのワインを造ることができるということで知られています。セニヨンは果皮が薄いので貴腐菌が繁殖しやすいといわれています。なので、貴腐ワインの品種としても使われることがあります。また、辛口から甘口までの幅広い味わいのワインを造ることができるということで人気が高いものです。

セミヨンから造られるものは、ソーヴィニヨン・ブランなどと比較すると、さらに繊細な味わいがするといいます。先に書いたように酸味は弱く、糖度も高いといわれています。ドライフルーツや洋ナシ、ハチミツなどの芳香があって、口あたりがオイリーで熟成に適したものだといえます。

セニヨンは19世紀の初め、オーストラリアや南アフリカなどに導入されました。そして20世紀の半ばころになると白ワインを造ることができる代表的な品種として考えられるようになりました。ですが、現在では南アフリカのワインの1パーセントのみがセミヨン種から造られているだけで、ニュージーランドやチリで作られているものの一部でブレンド用に少量栽培されているのみになってしまいました

また、アメリカのワシントンでアイスワインや遅摘みの甘口のものが少量ながら造られているだけだということです。