このブドウ品種のワインの魅力は:ピノ・ノワール


ピノ・ノワールは赤ワインを醸造する際に使われるブドウとして最もポピュラーなもののひとつです。
植物としては冷涼な気候を好みかなり変異しやすい性質を有しており、温暖な気候で栽培できないわけでもありませんが高温多湿の環境になると想定外の速度で熟してしまうためワインの醸造には使いづらくなってしまいます。

ではピノ・ノワールの原料としての特徴、魅力は何かというと、やはり最も印象的なポイントになるのはその軽やかな飲み口でしょう。
赤ワインというとしっかりとした味わいを持っているイメージが強くあり、最初に飲んだものによっては「赤ワインは渋いから飲みづらい」といった印象を持たれてしまうことが少なくありません。

しかしピノ・ノワールを使って作られる赤ワインは概して繊細で柔らかな味わいになることが多いため、初心者に勧めるのであればまずこのピノ・ノワールの名前が挙がってくることになるでしょう。
この点はピノ・ノワールと同様に赤ワイン用のブドウ品種としてよく利用されているカベルネ・ソーヴィニョンとは対照的と言えます。

またこのピノ・ノワールという名前は特にフランスワインにおいて良く使われる名前ですが、イタリアで言うピノ・ネロドイツで言うシュペートブルグンダーも品種としては同様のものです。
作られた土地の土質を如実に反映するため生産地域によって驚くほど味が異なるケースが極めて多く見受けられますが、それもこのピノ・ノワールの奥深さであり、魅力の一つだと言えるでしょう。