ブドウ品種から考えるワインの味の魅力:ミュスカデ編

ミュスカデはフランスのロワール川河口付近で作られるAOCワインのことです。産地に応じてセーヴル・エ・メーヌとコトー・ド・ラ・ロワール、コート・ド・グランリューの三種にさらに分けていくことができるのですが、いずれにおいても原料となるのはムロン・ド・ブルゴーニュというブドウ品種となっています。

さて、ではこのムロン・ド・ブルゴーニュの特徴としてはどういったことが挙げられるのかというと、まず最も印象的な特徴となるのはその香りです。ブドウは品種によって異なる香りを有していますが、このワインに使われるムロン・ド・ブルゴーニュはマスクメロンにも似た芳しい香りを持っています


特に優れたミュスカデはその芳しい香りがよく表れており、一度嗅いだことがあるのならば再び嗅いだ時にすぐに「これはミュスカデだ」と判断できるとも言われています。味わいについてはフレッシュでフルーティーな辛口という評価が最も多く、特に魚介類を使った料理に合わせやすいワインとされています。

しかしフランスワインの中でも特に「当たり外れ」が大きいと言われているのも事実で、日本国内の安価な飲食店で供されるミュスカデについては残念ながら出来のあまり良くない、その代わりに格安で販売されているものが多いとも言われています。

ただしかしワイナリーによってワインの出来が変わるのは当然のことですし、中にはミュスカデでも極めて優れたものもあります。特にミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌに関しては秀逸なものが多く揃っていると評価されていますから、過去に飲んだことがある人もここで作られたミュスカデを味わってみると良いでしょう。