ブドウの品種とワインの特徴:マルベック


マルベックはフランス南西部地方を原産とするブドウ品種であり、ブドウとしてはかなり特徴的な存在となっています。

その特徴として挙げられるのはまず外見的な特徴である表皮の黒さです。この果皮の黒さはマルベックを原料とするワインの特徴にもつながっており、時に「赤ではなく黒ワイン」と言われるほどに濃い色を生みだしてくれます。

加えて香りにも特徴がありワインにした直後の若いものだとブルーベリーの香りがすると言われ、熟成が進むにつれて鉄や血と形容される独特の風味を生み出していきます

ではこのマルベックを原料としたワインの特徴としてはどうかというと、これは熟成に応じてかなり大きく印象を変えるという特徴があります。

先ほど香りについて若いうちはブルーベリーのような香り、熟成が進むにつれて鉄や血と形容される独特な香りと述べましたが、味においては若いうちは荒いものの熟成が進むと極めて上質なワインへ成長していきます。どれくらい熟成させるかはワイナリーによって異なりますが、マルベックとしての美味しさを求めるのであれば最低でも5~10年は寝かさなくてはならないと言われています。

ちなみに現在、このマルベックは原産地であるフランスよりもニューワールドに分類されるチリで特に好まれるものとなりました。チリの気候は降水量が少なく昼夜の寒暖差の大きい地中海性気候であり、この気候とマルベックは非常によくマッチしていたのです

チリのマルベックで作られたワインはフランスのものとは異なりやや柔らかな味わいとなっているため、ワインに不慣れな人にも飲みやすいものとなっています。