フランスワインの特徴:ロワール


パリの南西部に位置し、フランス最長の大河として知られるロワール河に沿う地域は、ワインの一大生産地となっています。通常ロワール地方と呼ばれるこの地域は、ブドウ畑が数多くあり、古城が点在することからフランスの庭園の愛称を持ち、現在、その美しい景観は世界遺産となっています。

ロワール地方は、ワインの栽培地としてはナント地区・アンジュ、ソミュール地区の下流域、トゥーレーヌ地区の中流域、上流域となる中央フランス地区の3つがあります。それぞれの産地は気候や土壌などの自然環境が異なっており、数多くのワインが豊富に作られています

特徴としては、ナント地区においてはミュスカデ種を使い爽やかな辛口白の単品種の生産しており、現在、4つのAOCが存在しています。因みにAOCとは格付にあたり、フランスワインが法的に3つのカテゴリーに分けれているうちの一番上位になります。そして、AOCとされたものだけが、その地で収穫されたブドウのみを使用していることを証明しています。

アンジュ、ソミュール地区

アンジュ、ソミュール地区産はロゼを中心としたものが多く、AOCとしては3つがあります。

トゥーレーヌ地区

トゥーレーヌ地区産は、気軽に飲める若飲みタイプが多く、AOCに関しては非常に数が多く、全部で11が存在しています。地域的に王侯や領主の館が数多く存在したためにぶどう畑も城館と結びつけたもの多く、気候に関しても大西洋と大陸からの影響があり、非常に多用なワインの生産が行われています。

中央フランス地区

中央フランス地区には、AOCが7つ存在しています。土地の特性から、ソーヴィニョン・ブランの単品種から造る個性的な辛口白の名産地として知られており、日本においても高い人気があります。