シャブリとワインの製造法について:土壌の特徴


シャブリはフランスのパリから南東へ約180km、ブルゴーニュ地方の北端に位置するシャブリ地方で作られるワインであり、特に良質な白ワインの生産地として有名です。

その白ワインの特徴は辛口・爽やかな口当たりでありにあります。その原料となる品種はシャルドネ100%。シャルドネは味にクセや主張がない品種であるため、栽培される地域の土壌や気候などの環境の影響を受けやすいのが特徴であり、シャブリ地区こそがシャルドネの栽培に最も栽培に適した環境とされています。

シャルドネは雨量の少ない石灰岩の土壌が好み。シャブリ地区は雨量の多い時期もありますが、急勾配の丘の地形であるため水はけがよいという特徴があります。また、約1億5000万年前に形成された地層であり、当時海洋生物が非常に繁栄していた場所であったため、海洋生物の死骸が蓄積してできる石灰岩や土壌に含まれるミネラル分も量・質的に良質なものとなっています。また、シャブリ地区はブルゴーニュ地方の中でも寒い気候の地域であり、気温が冷涼であることによりシャルドネに適度な酸味をもたらします

このように最も成長に適した環境で栽培されるシャルドネを原料にして、微かに樽の香りをつける伝統的なオーク樽による製造法や爽やかな酸味を生かすためにオーク樽ではなく敢えてステンレスタンクを使用する製造法といった、各作り手のこだわりの手法によってワインが造り出され、世界的に評価が高いシャブリが誕生するのです。