ブドウ品種から考えるワインの味の魅力:シュナン・ブラン編

白ワインを選ぶ際には、甘口か辛口か、料理と一緒に楽しめるか、香りは自分好みか、などをチェックする方は多いでしょう。

熟成年数や産地、価格などによって味わいや価格は異なりますが、ブドウの品種も大きな違いが出るので、選ぶ際には気にしておく必要があります。

中でも、近年高い評価を得ているブドウ品種がシュナン・ブランと呼ばれる白ワイン用のブドウ品種。

今回は、近年注目されているブドウ品種「シュナン・ブラン」の産地や味わい、香りの特徴、相性の良い料理についてご紹介します。

シュナン・ブランとは

白ワイン

シュナン・ブランは、フランス北西部のロワール地方を代表する白ぶどうの品種です。

ロワール地方の中でも、ロワール川中流域のヴーヴレイやモンルイが産地として知られています。

また、アンジュ地区で生産されたものはアンジュ・ブランとも言われています。

すっきりとした辛口から収穫時期を遅らせた甘口、スパークリングワインにまで用いられる、守備範囲の広い品種です。

また、貴腐菌が付くこともあり、貴腐ワインにも使用されています。

最近では、新大陸でも栽培されていて、特に南アフリカではシュナン・ブランはスティーンとも呼ばれ、安価なテーブルワインから熟成した高品質な白ワインまでが生産されています。

フランスや南アフリカのほか、アメリカやアルゼンチンでもシュナン・ブランは多く栽培されており、造る国によって顔が変わる面白味のあるブドウ品種です。

加えて、自然派ワインにも多く用いられ、近年高い評価を得ています

シュナン・ブランの味わいや香り

白ワイン

味は豊かな果実味がありますが、やや酸がきつく、フレッシュな状態を楽しむより熟成に向いているといえます。

シュナン・ブラン単独で用いられる以外にも、シャルドネやソーヴィニヨン・ブランとブレンドされることもあります。

香りとしては、蜂蜜や松やにのような独特の香りがあります。

この松やにのような香りは好みが分かれるところですが、熟成が進むと薄くなりフローラルな香りがたってきます。

貴腐ワインになると、濃厚な果実の蜜を思わせる香りを放ちます。

シュナン・ブランは日本人にはあまり馴染みのない品種ですが、すっきりとした酸は和食に良く合います。

また、魚介の中でも特にホタテや甲殻類とは好相性で、野菜料理や和食全般とも一緒に楽しめます。

価格においては、他の品種より安い価格帯のものが多く、貴腐ワインでも3000円台から購入することができます