魅力から考える国別ワインの美味しさ:オーストラリア編


オーストラリアは広大な大陸で、気候はまちまちですが、南東部と南西部は温暖な地中海性気候です。しかも土壌は石灰質で水はけが良く、ぶどう栽培に適した土地です。オーストラリア産ワインは従来、低価格ワインが主体でしたが、2000年代以降は高級ワインの生産にも力が注がれるようになりました。現在、オーストラリアで生産されるワインの価格や品質、味は多様で、輸出先も広がり、国の経済に大きく貢献するまでになっています。

生産地域が広大なため、収穫量も品質も例年安定しています。近年は、最新技術の導入によって、世界屈指の高級ワインも生産されています。

オーストラリア産ワインの美味しさの特徴は、ぶどうにあまり負荷をかけずに醸造していて、口当たりが良いことです。辛口の赤ワインはビターチョコのような甘味のある果実の風味があり、しっかりした凝縮感が感じられます。しかもエレガントで柔らかい味わいも楽しめます。タンニンが細かく溶け込んでいるため、やさしい口当たりです。また、全体的にボリューム感があって、リッチな味わいが楽しめます。

オーストラリアワインは3つに大きく分けられています。日常消費用のテーブルワインで、国内消費されているジェネリックワイン、ラベルにぶどうの品種を表示した上質ワインであるヴァラエタルワイン、そしてぶどう品種をブレンドしたヴァラエタルブレンドワインの3つです。後者の2つは人気が出てきて、輸出量も多くなっています。